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shiraki

1978年12月31日生まれ、今年33歳。 海外出身。 現在は東京都を拠点に、デザイナーとして活動中。 秘密結社PPBに所属。 将来は蛇口からジントニックが出てくる家に住むのが夢。顔を洗うのが好き。 (ホームページ:http://spiro-graph.jugem.jp


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全然ないね(笑)

んーでもあえて考えてみると、悪意のある人間にはなってほしくないな。
僕の考える悪意っていうのは、そうだなー。
例えば、街ですれ違うひとと肩がぶつかるとするじゃない。どっちが悪いとかじゃなくてさ。そういうときに舌打ちするとか。これってすごい悪意だと思うんだよね。
あとは、なにかの順番待ちをしていて、あわよくば他人を出し抜いて自分が少しでも前に行こうとする気持ちとかも、すごく悪意を感じるんだよね。
言ってみれば、こういうのってくだらないことなんだよ。

人を殴ったり、傷つけるような言葉を言ってしまったとして、それは悪いことかもしれないけど、そこには理由があって、考えがあって、反省するべきことがあって、痛みとか後悔とか決意とかがあると思うんだ。でも小さなことなんだけど、こういうくだらないことっていうのは、なにもないただの悪意だと思うんだ。だから、そういうことはしてほしくないな。

あとはそうだな。
プレゼントをもらって、プレゼントそのものも当然嬉しいんだけど、その相手のプレゼントを選んでくれたり、自分のことを考えてくれたりした時間に嬉しさを感じるようなひとになってほしいかな。

なんだ、けっこうあるじゃんね(苦笑)
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『最後の晩餐』っていうとなんとなく夜ご飯を思い浮かべるけど、最後は朝食がいいかな。
好きな食べ物と聞かれたら『お寿司』って答えるけど、最後に食べたいものが好きな食べ物かって考えると、俺はなんか違うかなって思ったよ。

自分で作ったごはんを最後に食べたいかな。例えばどういうものを作るかって?
そうだな。その日は朝早く目が覚めて、カーテンを透けて部屋に届く光から天気が良いことがすぐにわかるんだ。そのまま布団の中でなにを作ろうかと考えるね。
冷蔵庫にある材料を思い出して、それらをどう組み合わせるか。作るものが決まったら、どういう手順でどのくらい時間がかかるのか。
そんなことを考えていると、前日にタイマーをセットしたごはんが炊けるにおいがしてくる。

それでさっき考えた手順通りに作りはじめるわけ。
味噌汁の具にいくつかの野菜を切る。それをちゃんと取った出汁で煮る。味噌は準備しておいてまだ入れない。
きゅうりとかぶで浅漬けを作る。卵を3つ使って卵焼きを作る。あじの干物を焼こうか迷って、たぶんやめとくね。明日にしとこうって(笑)
ここでごはんが炊けた音がピーと鳴って、それを合図に味噌を溶いて、味噌汁を仕上げるんだ。食べるかわからないけど、納豆は食卓に出しておくかな。

それを好きな人と食べるよ。ゆっくり。今日どこ行こうか、みたいな話をしながらさ。

お腹いっぱい食べたあと、あまったごはんをお昼にさっと食べられるようにおにぎりにしておくよ。
たとえ、それを自分が食べられないとしてもね。
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バスの運転手だね。
子供の頃、喘息持ちでさ。いまはどうか知らないけど、あの頃、喘息の子供って全員もれなくプールに通ってたのね。呼吸器が鍛えられるからなのかな。
でさ。家の近くにプールがなかったから、となりの町のスイミングスクールまでバスで通ってたの。
運転手さんの後ろの席に座るのが好きでさ。隙間からよくのぞいていたよ。
ボタンとかいろいろあってね。それを操作してるのがかっこいいと思ったんだろうね。
あと、バス同士がすれ違うときに、運転手さんたちが手をあげて挨拶するじゃない。あれがすごく憧れで、自分も真似していつもやっていたよ。
いまでも、バスに乗るときは運転手さんの後ろの席に座るよ。挨拶のマネはさすがにしなくなったけどね(笑)
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里っちゃんね。結構、仲良いよ。釣りとか行く感じだよね。バス釣りっていうのかな。あれをね。ま、行けなかったんだけどね。いやいや、誘われたんだけどさ。なんか忙しい時期でさ。ほら、あの大江戸線掘ってた時くらいの話だからさ。MOTHERシリーズが好きだよね。これは本当のことね。なんか泣けるってすごいよね。感動して、あそこがすっげぇいいんだよ!っていうのじゃなくて、なんか泣ける。音楽の力も大きいけどね。すっと心に入ってきて、気づくとぐぐっと捕まれちゃってるみたいなね。あと「カミングアウト」っていう深夜番組好きだったなー。毎回テーマにそってゲストが話すだけなんだけどさ。マスターベーションの回でキムタクが語ってたのがすごかったな。ジャニーさん怒って来なかったのかなー(笑)ま、そんな感じで糸井重里さんは結構好きだよ。全然面識ないけど。
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一週間って結構長いよね。なんか三日前とかに知りたいよね、あえて。一週間だと『やべぇ、終わっちゃうよ!!』って騒いでも途中でなんか飽きそうなんだよね。『え?まだ四日もあんの?』みたいな感じでさ。だからはじめの三日くらいは普通に生活するんじゃないかな?最後の三日間なにしよっかなーとか考えてさ。あとたまってるDVDとか観とくね(笑)世界が終わるってことは全員死んじゃうってことだから死の恐怖ってそんなにないかもしれないね。やっぱ、はじめは怖がると思うんだけどさ。もう全員死ぬわけだから、まぁいいかなって思えてきそうだよね。で、なにをするかだよね?そうだな…。普通に生活するかな。買い物行って、いつもよりちょっと良いもの買ったりしてさ。第三のビールじゃなくて、エビスビールとかいくね、これは外せない(笑)あとつまみはなんか刺身とかいくよね、これはもうどうしたって刺身だよね。なんのって?そうだな、イワシとかいいよね。5匹くらい買っちゃう。で、家帰って、イワシの刺身作るわけ。三枚におろして、しょうが擦って、ネギ切ってさ。で、山盛りのイワシのタタキをテーブルにおいて、ダウンタウンのDVD見ながら、一本目のエビスビールをぷしゅっ!ってしたタイミングで世界が終わる感じが最高だよね(笑)
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ドロケー、ビー玉、BB弾…いろいろやったよね。でも一番覚えているのはやっぱり『腐り大王』だろうね。俺がさ親の仕事の都合でインドネシアに住んでた時の遊びなんだけどさ。名前も知らない木の実があったのね。果物みたいな形なんだけどさ、たぶん食べられないやつみたいでさ。実が熟しても見向きもされないで、そのうち熟しきって下に落ちちゃうんだよ。ある時さ、その実を壁に向かって投げたら、実がぶよぶよに熟してるからパーンっていい音がして気持ちよくはじけ飛ぶわけよ(笑)これが妙に面白くて、みんなで投げまくってたわけよ。でさ、この熟した実がとてつもなくくさいんだよ。腐ったたくさんの果物をミキサーにかけたみたいな凶悪なにおいでさ。ま、ガキだったからさ。そのくささを嗅いでから人に向かって投げつけるまでに時間はかからなかったよね(爆笑)最初は『臭い実』とか呼ばれていたんだけどさ。誰かが『腐り大王』って呼び出していつの間にか定着していたよね。南国だったからねー、雪合戦のつもりだったのかもしれないな。チーム組んで、弾薬確保して、Tシャツの裾まくって『腐り大王』たくさん抱えて敵陣に乗り込んで行ったりね。服とか髪の毛に着くとにおいが取れないんだよ。直接当たらなくても散弾銃みたいに被害の範囲がでかいから、ほとんどのやつが被弾しててさ(笑)休み時間終わって教室戻ると、教室中に異臭がしてるんだよ。『先生、男子がくさいです』とか女子にチクられてさ(苦笑)しばらくは続けてたんだけど、最終的には遊びに参加してない女の子の顔面に『腐り大王』が直撃したのをきっかけに学校全体で『腐り大王禁止令』が出て、伝説のゲームになったんだよね(笑)いまでも冷蔵庫に放置してた果物見ると壁に投げたい衝動に駆られるのは仕方ないことだよね。
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少し前、仕事終わって帰る電車の中でのことなんだけどさ。そんとき車内の座席はほとんど埋まって、立ってる人がぱらぱらいる感じで、俺はなんか疲れててドアに近いとこに座って、ぼーっとしてたのね。そんでさ、発車の合図が鳴って、ドアが閉まりそうになったとき、女の子がすごい勢いで飛び乗っ来て、間一髪セーフで乗れたと思ったら肩から下げていたカバンがドアに挟まれちゃってた訳。なんかカバンを必死に引き抜こうとしてるんだけれど、ダメでさ。その時、ドアの横に立っていたヤツがすばやくドアをこじ開けてカバン引き抜いてあげたんだよ。女の子は少し照れくさそうにしてお礼を言っているんだけどさ。男はなんにもなかったみたいな感じでドアの横に寄りかかって、そっぽ向いて腕組みをしててさ。こんなことなんでもねーよ、って雰囲気がすげぇかっこ良かったんだよね。それ以来、俺も電車に乗るときは必ずドアの横に立つようにしているよね(笑)どうドアをこじ開けるかイメトレしつつ、助けた後に頬を赤らめた丸顔でスリムなのに出ること出てる黒髪で化粧っ気のない切れ長の目をした164cmのその彼女に「お礼にこの後お食事でもいかがですか」って言われるところまで想像してるよね。え?全然、ロックじゃない?なに言ってるの、こういう思春期っぽい妄想こそがロックってもんだろう(笑)
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もちろんフォークだけだね。だって、スプーン使うのってフォークだけでうまく巻けないガキだけらしいよ。それをなぜ日本ではおしゃれな食べ方みたいになってるみたいだよね(苦笑)スプーンの上で巻いて、スプーンで口に運んでる女の子を見るとなんか切なくなるんだよね。なんか美味しそうに見えないんだよ、食べ方がさ。パスタ皿に残ったソースをパンにつけて食べるのは好きだよ。舐めたみたいに綺麗にして、店員をびっくりさせたら勝ちだと思うんだよね(笑)これってマナー違反なのかな?でもマナーなんてクソ食らえだよ。周りの人を不快にさせなければ一番美味しい食べ方をするべきだと思うんだよね。寿司は手で食べるべきだし、蕎麦は音をたててすするべきだし、マックナゲットのソースはごねてでも2種類もらうべきだと思うんだよね(笑)
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手塚治虫先生かな。でも死んじゃってるからね。会えるとしても俺が死んだ後ってことになるのかな?身内以外で唯一お墓参りに行ったことがあるよ。もう3年くらい前かな。その頃、割と時間に自由が利く仕事をしていたからさ。天気の良い夏の暑い日に急に行こうかなって思ってさ。大塚駅から都電荒川線に乗って、なんて駅だったかな。降りたのは俺だけで、近くに寺がいくつかあって、場所がよくわからなくてすっげぇ迷っちゃったんだよね(笑)寺に入って、手塚先生のお墓の場所に向かう時は緊張したよ。死んでいるのに生きている人に会うみたいな気分だったよ。小さい頃から手塚先生の漫画をたくさん読んでいたし、すごく影響を受けているしね。そんなに大きな墓ではなかったよ。寺も普通な感じでさ。誰もいなかったな。太陽が首元をじりじり焼いて、蝉の声がうるさかったよ。途中で買った水を墓石にかけて、残ったのを飲みながらしばらく座ってたよ。しばらくしたら、子供の声が聞こえて来たんだよ。となりが小学校だったみたいでさ。休み時間なのか校庭で遊んでる声が聞こえるの。なんかその声聞いてたら泣きそうになってきちゃってさ。手塚先生って青年漫画を描くようになってからもずっと少年に向けて少年漫画を描きたいって思いがあったらしくてさ。巨匠とか漫画の神様って呼ばれてる人が少年誌の出版社に持ち込みしてたって話だからね。子供の声が聞こえてる墓って手塚先生に一番合ってる場所なんじゃないかな?合ってるって言い方も変だけどさ(笑)悪いとは思いつつ、記念に持ってきた墓の砂利はいまでも大切に持ってるよ。 そうそう、そのとき手塚先生にお礼を言うために墓参りしたんだよ。なんのお礼かって?それはまた別の機会にね(笑)
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ちょっと前に思ったことなんだけどさ。映画にしろ小説にしろ音楽にしろ、そういうものって救いなんだよね。例え、誰かが『くっだらねぇ』って吐き捨てるように言う作品でも俺にとっては、俺のその瞬間にとっては何にも代え難い救いになっていたりするよね、うん。何度も繰り返し読んだり見たりすることでその作品は自分の一部となって、心の奥でいろんなものと混ざり合って、ふとした瞬間自分を励ますものになっていたりする。そう考えると、どうしようもないクソった作品も簡単に見る価値なしとは言えないよね。ものをつくることを生きる糧にしている者として、誰かの救いになるようなものを作りたいと思うよね、どうしたって。でもさ、それは救ってやろうなんていう上から目線じゃなくて、救いになったらいいよね、みたいなふわふわした感情なんだよね。救うって実はあんまし好きな言葉じゃないな。『愛は地球を救う』とかもう本当に反吐が出るよね。自分たちが滅びたくないってことを、地球に優しいみたいなことにささっとすり替えてる感じね。エコっていうスパイスが効きすぎて、元々なんの話だったのかわからなくなってんじゃねぇのかな?で、いったい何に救われてきたかっていうとさ。これがもう子供の頃読んだ『オバQ』とかだったりするわけだよね、まじな話(笑)
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