• 文字数:2,397
  • 回答数:3

raypui



0
そうですね、あえて言うなら、スピリタスってありますよね。あの、世界最強の酒って言われてる。ひどいですよ。聞きます?え?ああ、あなたが聞かないって言っても僕は語りますけどね。

こないだ、ひどく疲れて家に帰ってきたんですよ、まあ、なんで疲れたかっていうと、ガシャポンっていう、100円入れると玩具が出てくる自販機をやりに、ちょっくら近くのおもちゃ屋さんに行ってたんですけどね、まあ散々でしたよ、3回やって3回ともダブリです。ありえないでしょう、引きの良さといいますか悪さといいますか、偶然にしては出来すぎているとは思いませんか。

悲しい思いでとぼとぼと帰路をなぞり歩いていたところ、交通事故にあってしまいまして。いやぁ、相手はカメだったんですけどね。彼は無事でしたが、僕のほうが軽くびっくらこきまして。「わっ!こんな道の真ん中にカメが歩いとるッッ!」ということで驚いてしまったんです。それで腰をやられたと。とまあ、そういった事故でありました。

家に着いた頃はもうクタクタで、なにせ、腰をやられてるわけですから。疲れてないわけがないじゃないですか。もう。腰ですよ、腰。人間の一番大事なところ!

玄関のドアを開けました。薄暗い室内に、何かが立っている。

硬直しました。

それは、半透明の体を持ち、ほっそりとしたシルエットでして、僕を睨みつけておりました。

そう、スピリタスです。

スピリタスが僕を待ち伏せていたのです。とうとうこの家にもスピリタスがやってきたのか!なんの不幸の積み重ねだ!俺の人生は終わりだ!そんなふうに、頭の中では取り乱しておりましたが、視線はスピリタスに釘付けで、かつ、それ以上に恐怖を覚えていました。

「スピリタス!なにしにきた!」

スピリタスはぴくりとも動きません。

「な、な、なんだ!?威嚇してるのか!?」

彼は低温の影を貼るばかりでした。

「もういいもん……」

私は拗ねてみました。もしかしたら、スピリタスは拗ね萌えだったかもしれないからです。

しかし、スピリタスはいかなる反応も示しませんでした。それはあたかも何の意志をも持たぬ蝋人形のように。

「……そうだったのか」

私は気付きました。そして、知ってしまったのです。スピリタスを見ている目の数が、4つに増したことを。

後ろに、誰か、いる!

小さな存在でした。
6つの突起のようなものが生えていました。
つぶらな瞳をしていました。
背中には大きな甲羅が……

「さっきのカメだ!」

甲羅に手紙が縛り付けてありました。おもむろに開封すると、中には、カメの足が這ったような字で、こう書いてありました。

”おわび おさけ”
0
「ハゲーーーーー!!」ですね。誰かがハゲてて、その人のことをバカにしてるわけではないです。なんとなく言いやすいんですね、ハゲーーー!って。アクセントがポイントですね、ゲのあとにゲーーーー!って伸ばすじゃないですか。その伸ばす途中に一番大きな声量がくるようにするんです。それでは一緒に叫んでみましょうか。せーーのっ、ハゲーーーーーー!!!! って、なんでやってくんないんすか(笑)え? いいですけどね、どうせ。まあ。あれですよね。人生って、無意味ですね。無意味だから、無意味なこと叫びたくなるんですかね、みたいな。これはちょっと違うか(笑)まあ、言葉っていうのは、人間同士の約束事みたいなもので、共通のツールなんですけど、一人ひとり、言葉に対する感受性とか、言葉をどういうものだと解釈してるかっていうのはきっと違ってて、ある人は事実を正確に記述する科学的なツールとして使っているだろうし、もっぱら。ある人は感情をより豊かに、具体的に伝えるために使っていると思います。その一方で、無意味としての、なんていうのかな、音声として言葉を解釈してる人もいるでしょう。たぶん自分が割とそれに近くて、なんかしっくりきますね。言葉っておまけみたいなもんで、本当は、態度や身振り、表情、声色が大事で。まー、その割にはなかなか実践できてないんですけど。逆に、言葉が、感情を偽らせるツールとして存在してることもぼくは把握してて、それで、心の中でちょっとでも思ったことを口に出すことで、相手にとってはやたらと増長して伝わるってこともあると思います。だから、なんだろう。ハゲーーーー!!って言ってもいいけど、髪の毛のハゲとして伝わってしまうこともあるんで、まあ、要注意ですね。
0
「いる」と「思う」か?まず、質問が間違ってますね。ぼくは、思う思わないの次元で話はしたくないです。そんなの個人の勝手に定義できちゃうじゃないですか。いると思うといえば、いると「思う」で、「思う」止まりになっちゃいますよね? それじゃいけないな、と。やっぱり、科学的な見地でこれを検証していきたい? ……え?あ、そういうルールっすか。あー、じゃー、なんですかね、いると思います。神様は、います、と!思います。なんでかっていうと、いたほうが、なんだか、安心しますよね。世の中には残酷なこと、想像だにしないような恐ろしいこと、痛いこと、苦しいことがたくさんあります。それを見るのもつらいし、自分も体験したくはないです。この先、もし、とんでもない目にあったとして、神様がいないのだとしたら、もう自分は助からないんじゃないか?って絶望しちゃいます。でも、神様がいると思っていれば、いつか必ず救われるはずです。そうじゃないと、人生つらいことだらけで、もう死んでしまった方がぜんぶ楽になっちゃうんじゃないか、って。そればっかりになっちゃって、あまりにもつらい。だから、神様を信じます。それも、善良な神様ですよね。とてもとても善良な。