「ロックオペラ・ドン・ジョヴァンニ」は私にとってはじめての舞台出演でしたが、素晴しい作品・スタッフ・共演者の方たちに恵まれてとても幸せな現場でした。
でも、その後初心を忘れてしまって舞台やミュージカルに出演するためのスキルを自ら伸ばす努力をしなかった自分自身に「喝!」(ヒサイ注:大沢親分、張本勲さん風に)ですね(苦笑)。
昨日も稽古だったのですが、明日からの立ち稽古が不安で舞台監督とお話をしました。
舞台監督は私が近づく立ち稽古の不安に押しつぶされかけていて、稽古開始当初の「生き生き感」が失せつつあることを不安に感じていたようですね。
昨日、舞台監督から、
「ヒサイさんはちゃんとオーディションをくぐり抜けて、フロントの凡子(なみこ)役を掴んだんですよ。私達が大丈夫だと判断したんです。自信を持ってください。ヒサイさんが舞台経験が浅いことは承知の上でオーディションに合格させたんですから。ヒサイさんは一人ではないんです。みんなが助け合って舞台を作っていくんですから。みんなそうやって、一人前の役者や製作に育っていくんですよ。僕もそうでした。ヒサイさん、自分(ヒサイ注:舞台監督は関西出身)ならできるでぇ。」
と励ましていただきました。
私はこの舞台オーディションに合格してから、自分自身の能力に過ぎた大きな劇場(東京:日生劇場、大阪:梅田芸術劇場、名古屋:愛知厚生年金会館、九州:熊本県立劇場)での約3ヵ月にわたる(私にしては)長丁場の公演、私とは格が違う役者さんたちとの共演に戸惑って負い目を感じていて、突っ張りすぎていたんですが、舞台監督のお話で気持ちがかなり楽になりました。
舞台がある間は、夫となかなか休みを合わせられなくて逢えないことが寂しいですね。
今年に入ってから、CDのプロモーションや舞台稽古の関係で夫に1ヵ月以上逢えなくて、メールと電話でのやり取りだけになっていますね。
私は町田のアパートは引き払ったので、今は両親が住む埼玉県の家に居候しています。
もう新居は決まりつつあるので、二人で住める日を楽しみにしています。
話が脱線してしまってごめんなさい(苦笑)。
もう一度舞台の話に戻りますね。
私が演じる、経営が傾いているホテルのフロントの女性・凡子(なみこ)はDV(ドメスティック・バイオレンス)が原因で夫と離婚したバツイチの女性、メガネをかけた冴えないトロい女性です。ドンくさいのでしょっちゅう転んだり、離婚した夫がホテルのフロントに押しかけてボコボコにされる場面があるので、舞台出演中は生傷がたえないことは覚悟ですね。今でも、舞台稽古から家に帰ると腕や足に知らない間に青アザができている状態なので(笑)。体力勝負ですね。
キャプテンストライダムは楽曲に瞬発力や飛距離があるバンドで、グイグイ惹きつけられますね。
私が大好きなアナログフィッシュとのジョイントライブがあるのですが、仕事のスケジュールの関係で行けなくて残念です。
フジファブリックはVo.の志村正彦さんが書く歌詞の言葉の選び方が好きです。
純文学性を感じさせるので。
一昔前の小説に登場するような、「繊細な心の中に破壊願望を持つ若者」を主人公にしたような楽曲が多くていいですね。
最近作の「若者のすべて」は歌詞・曲とも気に入っていて、ヘビーローテーション中です。
新しいアルバムも楽しみです。
キャプテンストライダムも青年期の苦悩を題材にした楽曲が多いのですが、「風船ガム」や「わがままチャック」のように攻撃的というか、苦悩を外に発散させるような内容だと感じています。
同じように青年期の苦悩を扱った楽曲でも、キャプテンストライダムは苦悩のエネルギーを外に発散していて、フジファブリックは内省的ですよね。フジファブリックは内省的な中にも破壊願望を感じさせますね。
私の勝手な思い込みですが、フジファブリックの曲を聴くと、『檸檬』を筆頭とした梶井基次郎氏の作品を連想しますね。
B型が特に差別されてるとは思わないが、韓国映画の「B型の彼氏」は面白かったよ。韓国ではB型差別がひどいということらしいけど、僕は別にどうでもいいと思っている。B型の人は自分がBであることにたいてい誇りを持っていると思うんだけどね。
今は西野バレエ団(注:日本のテレビタレント養成所のはしりとなった、現在の沖縄アクターズスクールのようなところ。出身者は由美かおる、金井克子、奈美悦子など。)出身の先生についています。
先生は50代なんですが、おきれいでスタイルもよくて、内面から元気がにじみ出ているような方なんです。その先生を見ているだけで私まで元気になってくるような気がするくらい。
先生は呼吸法に力を入れている方で、腹式呼吸の方法についていつも注意されています。
10年以上、声を出すことを仕事にしている身としては恥ずかしい・みっともないことなんですが、改めて腹式呼吸について見直す機会ができてよかったです。
レッスンはアットホームな雰囲気で、某相撲部屋の親方のお姉様も同じレッスンを受けていて、毎場所ごとにその親方の名前の印が入った相撲の番付表をいただけるんです。
私は相撲のことはよくわからないんですが、相撲に詳しい方にうかがうと、親方の名前の印が入った番付表というのは貴重品らしいですね。
勝手にしやがれは以前からファンでLIVEにも何度も行っていたので、歌わせていただけることはうれしかったです。
本当に皆さんかっこいいんです!!
曲のビジュアルイメージに合わせるために、ここ数年ロングヘアだった髪の毛をバッサリ切りました。
CDジャケットやPVの衣装合わせも進んでいるんですが、今までの私だった着ない、周囲も選ばないようなクールというか、シャープな衣装なんです。
今までしたことがない経験なのでワクワクします。
私は23歳から31歳まで喫煙者でした。
セーラム・ピアニッシモを一日に10本から15本吸っていました。
2004年の秋に事務所を移籍したんですが、移籍前の素行が悪過ぎて、新しい事務所の方針で、「半年間はレッスン生扱いで2005年の3月31日までに素行の改善、および契約に値する技能の向上が認められなかった場合は契約解除。」という条件で移籍契約をしました。
先程もお話しましたが、今の事務所のスタッフの熱意・力量に私が感心して、「ぜひこの人達とお仕事をしたい。」と決意したんです。
それで、ボイストレーニングやダンス・演技のレッスンのレッスンはもちろんですが、それに加えて週5日スポーツジムに通って基礎体力をつけることにしました。
スポーツジムでは、個人個人にあったカリキュラムを組むために最初に体力測定や身体検査をするんですが、それが最悪でした(苦笑)。
心肺機能は正常値の6割しかなく、お腹周りもたるんで最悪の状態でした。
それで、その時ついてくださったインストラクターの方に注意を受けました。
「○○さん(本名)本当にだらしない生活をしていたんですね。最近テレビでお見かけしても以前のような輝きがなくてつまらない人になっていますよ。歌も以前より下手になったし。週刊誌(東スポでも←ヒサイ付け加える)でも激太り報道がされていましたが、実際に見てその通りでガッカリしました。実は私も子役をやっていて25歳までダンサーやミュージカルのチョイ役で出ていました。でも、自分の才能に限界を感じて芸能活動を辞めて、転職しました。以前の私もかなりいい加減だったけど、○○さん(本名)は本当にだらしない生活をしていたんですね。私はこんな人に負けたのかと思うと悔しいです。」
とハッキリと言われました。
正直、悔しかったですね。
そして同時に、「私はこんなに恵まれた環境にいるのに何を甘えているんだろう。」と自分自身に悔しさが増してきましたね。
それで、心肺機能を落とす元凶になっていたタバコをキッパリとやめました。
小さい頃からぜんそく持ちの人間がタバコを吸っていたこと自体が間違っていたんですよね。
そして、そのインストラクターの方に助けていただいて、基礎体力をつけて、心肺機能を戻して、15Kgの減量に成功してベスト体重に戻すことができました。
そのインストラクターさんには感謝しています。
私が生活をたて直して、事務所を移籍するきっかけになった自爆したミュージカルオーディション時のよくしていただいた歌手で女優さんの一喝、そしてスポーツジムでのインストラクターの方の叱責、と私はいい叱られ方をする機会に本当に恵まれていました。
人間、自分が見えなくなってくる時が生きていると必ず出てくるので、叱ってくださる方の存在は大切だと思います。
特に私は頭が悪くてお調子者なので切にそう思います。

