その後も山之口貘や北園克衛に陶酔したり四谷シモンあたりを経て、高校に入学するわけだけど、ある日立ち寄った書店で『寺山修司少女誌集』と出逢ったんだ。…いや、出逢ったというよりは再会かな。心の中には存在していたけれど、この本に出逢うことで再燃したね。それからはどっぷり寺山漬け…といきたいところだけど、僕は学生だし本人は僕が生まれる以前に死んでいるものだから、彼の作った物を拾っていくことしかできないんだ。そこは少し寂しいね。
大体、僕は酒に弱い以前に特に美味しく感じたことがないんだ。これならジュースでいいやってなっちゃう。酒に弱いから美味しく感じることが出来ないのか、ただ単に好みじゃないだけなのかは解らない。少し前までは、飲みの席でも酔った人のテンションにもついていけるし特に困ったと思ったことはなかったんだけど、最近差し入れのワインを皆で乾杯という状況の中で美味しく飲めないというのはとても辛いなあと思ったね。僕は好き嫌いが多いからこういう状況は慣れてるはずなんだけど、お酒ってちょっと特別じゃない。断ると場の空気が一気に変わってしまう。それが自分が我慢してなんとかなるならまだしも、我慢して飲んだら具合悪くなる可能性があるから更にやっかいなんだよね。

